沖縄良店

Vita Smoothies(ビタスムージーズ)〜美栄橋駅前のスムージー専門店〜

国映通り沿いにあるマンモス書店。

その向かいの角にその店はある。

 

ポップな色使いの外見。

女性好みのする店構え。

 

そこは果物と野菜をふんだんに使ったスムージー屋だった。

 

ぱっと見、その店の店主は女性だろうなと予想していた。

しかし取材当日に現れたのは、鮮やかなブルーのキャラクターTシャツを来た青年。

 

爽やかで、軽やかな空気感を漂わせるオーナー、山里さんに話を聞いた。

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◎お店のこだわり

-名前の由来について教えて下さい。

「単純です。ビタミンのVITAです。まずシンプルにはしたいなというのがあったんですよね。海外に行った時に色々見て思ったんですが、スムージーメインでやっている店だと分かるようにと。ジュースとかではなくスムージーをつけようと。」

 

-なぜスムージーだったのですか?

「昔、健康食品の会社に務めていました。当時サプリメントはまだまだ浸透していませんでした。そこで販売していたサプリメントは年配の方が購入していたんですね。若い人はサプリメントを摂らないし、とらなくてもいいと思うんですよ。でもお客さんに言われたのは『若いうちから体を労ることをしたほうが良い。病院だけじゃダメ』じゃあそういう店をやりたいなと。(海外に行った時)あっちの人は病気になったら(日本より)保証が無いですし、健康のためにやってるんですね。だったら僕は沖縄のために特別に意識しなくとも無意識にそういうのを摂取出来る店をつくろうと。とにかく冷たいものが飲みたいという人でも、こういうのを飲めば栄養を補給できる。その日の生活にプラスになるんじゃないかなって。

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「昔一人暮らしをしていて、自分でジュースを作ったりして飲んだりしていました。それで会社から借りた酵素を飲んでみてびっくりしたんですけど凄いんですよ。毎日スッキリ目覚めるようになったんですよ。年老いた自分ではなく、若い20代の時にそれを感じたんです。」

 

-店の立ち上げ当時について教えて下さい。

「一年以上スムージーを作り続けて、色々試しました。飲食店のバイト経験もない状況で、食感を出したりとか、氷の砕き方とか。何もわからなかったんです。そんなときに独立支援事業の第二期の募集がありました。これだと思って応募しました。県内外の経営者の方に言われましたね。『弁当と同じ値段で売れるの?』でも最終的に合格して、その後はお金も借りやすかったです。ですがオープンして三年ぐらいは泣かず飛ばず。他にスムージーのお店がなかったんですね。スムージーの知名度が低く、市民権を得ていませんでした。続けるために、バイトもやったり、借金したりして泣きそうだったけど、信じていました。」

 

それではどうやって、軌道にのったのか。

 

「大小の波は有りましたね。地元に根ざして、地元の人に使ってもらいたいというのが有りました。自然の素材を使った商品で、沖縄にマッチしてるんですよね。それで情報誌、旅行誌にも通年で取り上げてもらったりして。それから芸能人やモデルが毎日飲んでるとかのブームが来て、県外からも視察に来たりするようになりましたね。いずれ健康を気づかう時代がくるなと信じて続けました。それまでは色々迷惑もかけましたね、心配されたり。『そんなの売れるのか?』と。」

 

-店作りについて教えて下さい。

「頭に浮かぶ物を形にするようにしています。ビタミンをイメージして視覚的に統一しようかとか。店は小さくても開放的な空間づくりをするとか。『沖縄に行ったらこういう店がある』と言われるようにしたいというのがあったんで、店の物は全てオリジナルで揃えるようにしています。」

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上の写真のランプもオリジナル。たまに買いに来る人もいるそうだ。

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店内の様子は男性が考えたと思えないほど女性的。ビタミンカラーが彩る。

「働く男性にも使って欲しいですね。地元の人にも観光客にも愛される店がカッコイイと思ってます。」

 

-メニュー作りについてのこだわりを教えて下さい。

「名前をつけたかったんですよ。スムージー、一つ一つに。それを浸透させていきたくて、ほとんど変えずにきてます。『ラズベリーとオレンジとストロベリーのスムージー』じゃなくて『ラズベリーポップ』と言う名前を覚えてもらえればと。」

 

-どんなお客さんがいらっしゃいますか?

「女性が九割。もっとかな。数的には圧倒的に女性客。店の雰囲気的にも男性客は入りづらいかなと。よく来る人は週3日いらっしゃいますね。マイブームで毎日来て、ポっとこなくなる人も。」

 

-接客についてはどうですか?

「マニュアルはないです。正解は無いですから。その人のオリジナリティを失ってほしくないですね。ただ(ベースとなる)ルール作りは大切だと思います。」

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◎採用について

-どんな人に働いて欲しいですか?

「まず何よりその人が持っている親しみやすさだとか、明るさだとか。お客さんと接したり、狭い空間で一緒に働くので、そういう人に働いてもらいたいなって思いますね。」

 

-では、一方NGというのは?

「やっぱり愛想がないということですかね。愛嬌があれば最強だと思いますね。憎めなさっていうのは才能じゃないですか。いくら美味しいものを作れても、ウチは(キッチンが)外からも見れるんで、愛想よくしろよって訳じゃなくて自然に。暗い顔は一番NGじゃないですかね。」

 

◎今後の展望について

-お店のこれからについて教えて下さい。

「この店は人の生活のスタイルの変化を見据えて作りました。またこれからの10年、20年、30年と、非日常ではなく、日常的に人間が癒やされるサービスを作っていきたいです。」

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◎取材あとがき

沖縄で、とんがった一つの商品でやっていける店は珍しい。

それが個人で10年も続いているといえばなおさらだ。

 

周りから色々な言葉が聞こえてきた。

『そんなんで大丈夫?』『その値段じゃ売れないよ。』『無理じゃない?』

 

あれこれ考え、迷い、左右され、店の数字を見て不安になってもおかしくない。

そんな中でも、彼の信念は揺るがなかった。

何よりも道の途中で絶対に諦めなかった。

 

本物の『自信』というのはこういうことだろう。

 

今までの10年と同様、

彼は自分の目で、沖縄の健康を見つめ続ける。

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◎店舗情報

・店名:VitaSmoothies

・住所:沖縄県那覇市牧志2丁目17-17 まきしビル1F

・TEL:098-863-3929

・営業時間:AM11:00〜PM9:00(火曜日定休)

※正確な情報については、直接お店にお問い合わせください。

 

◎取材

記事、編集:豊嶋

撮影:照屋


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