沖縄良店

ごま苺 南風原店〜女性のことだけを考えた洋風居酒屋〜

『ごま苺』

 

初めて見た時は、スイーツのお店だと思った。

看板がピンク色で可愛いし、ネーミングに苺が入っているのも後押しした。

しかしその印象は払拭された。

 

そこは、洋食をメインとするダイニングキッチン。

一風変わった佇まいのお店「ごま苺南風原店」宮平店長に話を聞くことが出来た。

 

■お店について

―お店の名前の由来について教えて下さい。

「ごまが苺から出来ていると思うくらい、素直さを持とうという意味です。」

 

―というと?

「これは、子供の頃、ごまは、苺のつぶつぶからできているんじゃないかと思ったりするじゃないですか。そのぐらい素直な気持ちをもって、お客様に接しようというメッセージが込められています。」
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―接客について、この姿勢があるということですか?

「そうです。素直さ。アルバイトの人にも、自分が何をされたら嬉しいかということを考えて動くようにと伝えています。」

 

ーマニュアルはないということですか?

「マニュアルはありますよ。一回は読んでもらいますが、あとは臨機応変に。お客さんに嬉しい、感動、満足を与えられれば、それでいいと思います。」

 

ー具体的には、どんなことですか?

「今まで4店舗の店長をやってきました。その中で、夜景の見える店で、プロポーズを演出して、感動が生まれたり。あと、有名力士さんがいらっしゃった時には、ゴキゲンで帰っていきました。そういう空間を作り出せればと思います。それをスタッフにもやって欲しいです。」

 

ーなるほど。

「あと、ホールだけじゃなく、キッチンにもそれは言えて、メニューにない料理を作ります。”メニューにない料理を作ります!”という張り紙も貼りました。だって料理人だから作れるでしょ?材料がなければ、ちょっと買い出しに行けばいいんですよ。向かいにスーパーありますし。店の都合でやるな、お客さんのことを考えろということです。他の店長はやってないですけど。」

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ーお店のコンセプトを教えてください。

「まだまだ進化している途中で、コレというのがないんですが。女性客をターゲットにしています。これはブレずに続けてきました。実際にお店にやってくる客は女性が8割です。20代から40代の女性。あと那覇からのお客さんが一番多いです。」

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―なぜ、女性をターゲットに決めたのですか?

「女性はとても敏感です。清潔さとかサービスの質に。女性に対応していくことで、店の質が上がっていくと考えています。」

 

―実際に工夫されていることとは?

「ホールのスタッフは全員が女性です。」

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―どういう意味があるんですか?

「お客さんにアンケートをとったんですね。すると意外なことに、女性客から女性がいると安心とか、サービスが良いとか、そういう意見があったんです。その意見をとり入れたりして努めています。」

 

―お店づくりについてはどうですか?

「僕がこの店にきた時は、和の店でした。今は和のある洋。中間を狙ってます。だから、いろいろな使い方ができる。シーズンごとに店の色も変えられる。女性目線で変えていく時、自分だったらというところから始まってます。

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ーなるほど。

「”アホじゃん?”って言われたいです。ちなみにお店の張り紙をよく見ると、実は漢字が間違ってます。僕は、そういうお店に行きたい。あとは男を入れないイベントをやったりとか。個人的には、タタミを敷いて、こたつ席をつくるとか、なんじゃそりゃという。まあ、コレで十分というのはありえないです。まだ足りないです。もっともっと仕掛けたい。驚きと笑いで自由にアレンジ!」

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ーあと、料理についてのこだわりと言うのはありますか?

「お通しです。サラダなんですね。契約農家から取り寄せている葉野菜サラダ。量もお客さんの数に合わせて、山盛りになります。」

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―最後に、今後の展望について教えて下さい。

「僕は島の生まれ。座間味という島です。座間味に貢献したいです。島の人口は増えているんですが、飲食店ができていない。だから、座間味に店を出す。例えば、家庭で揚げ物ってしにくいじゃないですか。だから、座間味でからあげ屋とか。」

 

■採用について

―次にスタッフの採用条件について教えて下さい。

「いい意味でバカであること、発想力があることと、やる気・気持ち。あと、この仕事が好きだってことですね。嫌いな仕事は続けられませんから。本当に居酒屋が好きな人は少ないと思います。履歴書に書くじゃないですか、接客業が好きですとか。でも本当に居酒屋の仕事を知ってるか?と聞きたいです。あ、でも、最近は殆ど自分では面接をやってません。副店長にまかせています。次の人が成長するために。」

 

ーでは、不採用については?

「声が小さい人や、自分に自信がない人ですね。もちろん、一度は働いてもらって、様子をみますが、変わらなかった。あとは、身なりですね。タトゥーとかがあったら隠すとか、エチケットをきちんと守る。あと、とりあえず、やってるひととか、言われたことだけやる人です。コレやってみたんですけど、どうですか?って言われら嬉しいです。”僕が責任をもつから、やりたければやっていいよ”といってもやらない。最終的には僕が謝ればいいんです。それが仕事です。」

 

■取材あとがき

店は、カジュアルで活気に溢れ、清潔で、長居したくなる雰囲気を持っている。

そして、宮平店長は自由で柔軟な考えを持っていた。

宮平店長は若くして、すでに4店舗の店長を務め上げた。
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その性格は、会社に縛られず、

客を喜ばせるための自分の考えを持ち、

そして、スタッフの行動と結果に責任をとる。

 

また、鋭い眼光が印象的だった。

インタビュー中、談笑しながらも、現場が見えている。

それでいて、笑いながら、自分の居場所は店内にないと語った。

 

宮平店長の持つ、自由奔放な空気が、店の中にも溢れていた。

 

日頃、地元の女性客で賑わう洋風居酒屋「ごま苺」

これからも、女性を喜ばせ続けるために、

これでもかとサービスを仕掛ける計画だ。

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■店舗情報

ごま苺(南風原店)

〒901-1111 沖縄県島尻郡南風原町兼城552 ラウンドワン南風原店1F

営業時間:月〜木pm6:00〜am1:00、金・土・祝前日:pm6:00~am3:00、日:pm5:00~am1:00

TEL:098−889−1401

 

■取材・編集

・インタビュー・記事:豊嶋

・撮影:石川・豊嶋


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